平成23年の新春を迎え、謹んで新年のお慶びを申し上げます。 さて、昨年のわが国経済は、民間需要が弱く、デフレからの脱却が進まないなど不安要素を抱えていた中、欧米経済の後退に加え、急激な円高等により減速感を強め、依然として自律的回復には程遠い状態が続くなど、厳しい試練にさらされた一年でありました。 北海道経済においては、公共投資の縮減、観光入込客数の減少、個人消費の落ち込みなどにより、景気後退の実感を深くしており、先行きの不透明感はかつてないほど深刻なものになっております。 私は、昨年12月の役員改選に当たり、道商連第29期の活動方針として、「国際化を軸に地域の魅力を高める」、「挑戦する中小企業を応援する」、「北海道自立の基盤を築く」、「環境先進地域・北海道を創造する」という4つのアクションプランを掲げました。 特に、本道産業の成長力強化のキーワードとして、「国際化」に重きを置き、地域産品の発掘、新商品開発等による食産業の育成と海外への販路拡大の支援をはじめ、観光面においては、語学研修の実施や接客サービスの向上など外国人観光客の受入態勢を整備を図るとともに、中小企業の海外進出への支援などの活動を積極的に展開していく所存であります。 また、北海道自立の基盤を築くための社会資本整備として、北海道新幹線の新函館・札幌間の1日も早い延伸実現、高規格幹線道路網の着実な建設促進に向け運動を展開し、空港・港湾・鉄道・幹線道路等との有機的結合による総合交通体系の確立に取り組んで参りたいと存じます。 さらに、地域社会をあげて取り組む必要があるCO2削減など環境問題について、環境に配慮した企業経営の啓蒙・普及や環境産業の育成を図っていくなど、これからの北海道を支える様々なプロジェクトを着実に進めていかなければならないと、決意を新たにしているところであります。 経済情勢は、日々変化を続けておりますが、こうした変化は、潜在的な市場や需要を掘り起こし、新しい価値観やニーズを生むなど、新たなビジネスチャンスの創造につながる絶好の機会でもあります。 地域経済の先導役である我々商工会議所が、「役に立つ商工会議所」として気概を持ち、地域経済の活性化に向け中小企業と連携し積極的に行動すれば、必ず道は開けるものと確信いたしております。 皆様のより一層のご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。 最後に、本年が皆様にとって実り多い素晴らしい一年となりますよう、心からお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。 |