北海道商工会議所連合会
会 頭  高 向   巌



 平成28年の新春に当たり、謹んで新年のお慶びを申し上げます。

 いよいよ本年3月26日、待ち望んできた北海道新幹線が新函館・北斗まで開業します。誠に喜ばしい限りであり、開業が近づくにつれ、期待は高まるばかりです。

 北海道新幹線の開業は、新しい北海道時代の扉を開くものであります。北海道全体の活性化に生かしていかなければなりません。

 道商連では、開業に合わせた取り組みとして、昨年より、新幹線で北海道入りする観光客の皆様に、函館・道南地域に加えてもう1カ所道内各地を訪れてもらおうと、「函館プラス1(ワン)」と銘打ち、キャンペーンを展開しています。

 昨年10月にJR大宮駅で、11月にJR東京駅でプロモーション活動を行い、合わせて北海道新幹線と北海道観光に関する意識調査を行いました。大宮では回答者の87%、東京では71%の方が新幹線を利用するとし、いずれも大きな手応えを得ることができました。とりわけ、時間短縮効果の高い北関東、東北からの観光客には、大きな期待を寄せているところであります。

 今後とも、その開業効果を最大限かつ持続的に享受できるよう、北海道の魅力を道外に広く発信するとともに、おもてなし精神の醸成や、二次交通の整備に官民挙げて取り組んで参りたいと存じます。

 さて、わが国経済は、20年にわたるデフレから脱却し、経済の好循環を実現する変わり目にあります。北海道経済も好調な観光を中心に全体としては緩やかな回復基調にあります。しかし、依然として道内各地への拡がりに欠ける状況が続いています。

また、北海道は、公共事業の減少、人手不足、TPP協定の影響など、経済の先行きへの不安が多々あります。特に、全国を上回る「人口の減少」、「少子高齢化」という大問題を抱えています。私どもは強い危機感を持っています。

 こうした状況を乗り越えるためには、民間が主体となり、持てる力を結集し、地方創生を推進していく必要があります。政府においては、民間の活動を後押しする実効ある政策を強力に推進していただきたいと存じます。

 今後、北海道が地方創生を実現し飛躍していけるかどうかは、地域の先導役である商工会議所の双肩にかかっています。今まさに我々が知恵を絞り、実行力を発揮し、地域の発展に貢献する時です。

 皆様のより一層のご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 結びに、本年が皆様にとって実り多い素晴らしい一年となりますよう、心からお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。