北海道商工会議所連合会
会 頭  高 向   巌



 平成27年の新春に当たり、謹んで新年のお慶びを申し上げます。

 昨年のわが国経済は、アベノミクス効果により、全体としては、回復傾向を持続し、デフレ脱却に向け、緩やかではあるものの景気の持ち直しを感じることのできる1年でした。

 北海道経済においても、建設、観光を中心に好況を維持して参りました。しかし、中小企業や地域への拡がりは決して十分ではなく、残念ながら、足下からの景気回復を実感するまでには至っておりません。

 電気料金の再値上げ、急激な円安による原材料価格の高騰、人手不足など、心配な点も数多く残されております。

 この様な中、昨年12月、衆議院議員総選挙が実施され、国民の審判が与党圧勝という形で下りました。今後は、中長期的な日本経済の成長基盤を確固たるものにできるかどうかが、大きな焦点となります。

 政府は、国民の期待に応え、安定政権の下、中小企業の活性化と地方創生、人口急減・超高齢化の克服、低廉で安定的なエネルギーの確保など、政策課題にしっかりと取り組み、解決していただきたいと存じます。

 他方、嬉しい話題もありました。昨年11月、北海道新幹線のレール締結式が行われ、ついに、鹿児島から北海道まで新幹線のレールが繋がりました。青函トンネルでの試験走行も始まっています。来年3月の開業に向け期待は高まるばかりであります。

 札幌までの延伸工事も既に始まっておりますが、その工期をできるだけ短縮しなければなりません。札幌市は2026年冬季オリンピックの開催都市に立候補する方針を正式に表明しましたが、冬季オリンピックに合わせ、札幌延伸が実現できるよう、全力を挙げて取り組んで参りたいと考えております。

 道商連では、昨年6月、人口急減、経済の縮小という危機的状況に立ち向かっていくため、中長期的な戦略として「北海道成長戦略ビジョン」を策定し、併せて、ビジョン実現の具体策として、「地域経済活性化プロジェクト」を取りまとめ、作業部会を立ち上げたところであります。

 今年は、その実現に向け、全道42商工会議所と一致団結し、積極的な事業展開を図って参る所存です。

 北海道の活性化はこれからが正念場です。我々商工会議所は、地域を守り、企業を育て、雇用を支えるべく、自ら先頭に立ち、様々な問題に果敢に立ち向かって参ります。

 皆様のより一層のご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 最後に、本年が皆様にとって実り多い素晴らしい一年となりますよう、心からお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。